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点検アベノミクス

訪日客増で観光業の柱に コロナ後は「数」から「質」へのシフト、期待の声

訪日外国人観光客らでにぎわっていた東京・浅草の浅草寺=東京都台東区で2017年11月7日、井出晋平撮影

 「観光は成長戦略の大きな柱だ。観光先進国へ向けて万全の対策を講じていく」。2016年3月、政府が20年の訪日外国人客数の目標を従来の2000万人から4000万人に倍増させることを決めた会議で、安倍晋三首相はこう意気込んだ。

 安倍政権は訪日客誘致を積極的に進めてきた。政府目標達成に向け、ビザの発給要件を緩和し、免税制度を拡充。12年に836万人だった訪日客は19年に約4倍の3188万人に増えた。

 東京から箱根や富士山、大阪を巡るコースは「ゴールデンルート」と呼ばれ、記念撮影や買い物をする外国人観光客でにぎわった。訪日客による旅行消費額も、19年は4・8兆円と12年の4倍超に増えた。東京や大阪の宿泊施設は8割近い稼働率となり、訪日客は観光業にとって大きな柱に育った。

 しかし、新型コロナで観光地の景色は一変した。各国の水際対策や移動制限により、20年7月の訪日客は3800人まで減少。4月から4カ月連続で前年同月比99・9%減を記録した。8月も状況は変わらず、東京・浅草や大阪の繁華街・ミナミに外国人観光客の姿はほとんど見られなかった。

 1~7月の訪日客は前年同期比約8割減の395万人で、4000万人の政府目標達成は絶望的な状況だ。訪日客への依存度が高かった観光業への打撃は大きく、東京商工リサーチによると、新型コロナ関連の宿泊業の倒産件数は45件(9日現在)に達した。

 ただ、新型コロナの感染拡大前から訪日客の増加ペー…

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