ゆっくり、はっきりと 聞き取りやすい話し方練習アプリ 埼玉・和光の会社が製作

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アプリ「想いやりトーク」の画面
アプリ「想いやりトーク」の画面

 マスク越しでも聞き取りやすい話し方を練習するスマートフォン・アプリ「想(おも)いやりトーク」を、聴覚コンサルティング会社「オトデザイナーズ」(埼玉県和光市)が製作した。無料で利用できる。【岡礼子】

 アプリは、「電話番号を教えてください」など、日常的なフレーズを自分の声で録音すると、5段階で聞き取りやすいレベルを判定。「スピードが速すぎます」「が行に注意してみましょう」などとアドバイスが表示されるほか、コンピューターシミュレーションで「シニアの聞こえ方」に変換した自分の声と、手本の音声を聞き比べて、繰り返し練習できる。

 聴覚は20代をピークにだんだん衰えるとされ、音としては聞こえていても、言葉を聞き取れなかったり、早口で言われると聞き分けられなくなったりする。こういった「加齢性難聴」の人は国内に推定約1500万人いるとされる。オトデザイナーズの坂本真一代表は「40代でも日常会話の聞き取りに支障がある人はいるが、自覚していないことが多い」と話す。

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