父母ともに産後うつリスク 年3万世帯も 長時間労働、睡眠不足で顕著 国立成育医療研

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 1歳未満の子どもがいる家庭で、父母が同時にうつ病などメンタルヘルス不調のリスクを抱えるケースが全国で年約3万世帯に上る可能性があるとの分析結果を、国立成育医療研究センターの研究チームが英科学誌サイエンティフィック・リポーツに発表した。チームは養育環境の悪化が懸念されるとし、「母子支援に加え、父親の健康管理などの体制整備が重要だ」と指摘している。

 チームは厚生労働省の国民生活基礎調査(2016年)のうち、健康に関する調査への回答(22万4208世帯)から、父母と1歳未満の子どもがいる3514世帯を抽出。うつ病のリスクなどメンタルヘルスについて尋ねた項目の回答を分析した。

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