本人確認の甘さつかれる メアドだけで開設可能 ドコモ口座不正引き出し被害

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷

 NTTドコモの電子マネー決済サービス「ドコモ口座」を通じて銀行口座から不正に現金が引き出される被害が広がっている。ドコモ口座は実質的にメールアドレスだけで開設できるうえに、銀行口座とひも付ける際の本人確認も不十分だったことが背景にあるとみられる。セキュリティーの甘さを露呈した形で、ドコモは銀行口座の新規登録の全面的な停止に追い込まれた。

 9日時点で被害が確認されたのは、七十七銀行(仙台市)、中国銀行(岡山市)、東邦銀行(福島市)、鳥取銀行(鳥取市)、滋賀銀行(大津市)、紀陽銀行(和歌山市)、イオン銀行、ゆうちょ銀行、大垣共立銀行(岐阜県大垣市)、みちのく銀行(青森市)の10行。さらに被害が広がる恐れもあり、ドコモは10日から連携する35行全ての口座の新規登録を停止することを決めた。

 ドコモ口座は、事前に登録した銀行口座からチャージ(入金)することで、買い物や送金ができる電子マネーサービス。利用者はメールアドレスを入力するだけでドコモの「dアカウント」を作ることができ、口座を開設できる。今回の問題では、何者かが預金者本人になりすましてドコモ口座を開設。不正に入手した銀行口座の口座番号や暗証番号を入力して銀行口座から預金を引き出してドコモ口座に入金し、買い物などに流用したとみられる。

 なぜドコ…

この記事は有料記事です。

残り818文字(全文1372文字)

あわせて読みたい

ニュース特集