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安倍政権が残したもの

末期は「ことごとく失敗」 寺脇研さんが考える安倍政権の教育政策の破綻理由

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映画「子どもたちをよろしく」を企画した寺脇研さん=福岡市中央区で2020年3月2日、金澤稔撮影
映画「子どもたちをよろしく」を企画した寺脇研さん=福岡市中央区で2020年3月2日、金澤稔撮影

 「教育改革」は安倍政権の柱の一つだった。安倍晋三首相が打ち出した数々の政策をどう評価すべきか。元文部科学省職員で「ゆとり教育」に携わった寺脇研さん(68)は、「学校や教育、そして子どもへの思いやりがない」と厳しく指摘する。【五味香織/統合デジタル取材センター】

復古主義に加え、新自由主義も

 ――安倍政権下では、さまざまな教育政策が実施されました。

 ◆第1次政権は、はっきりした復古主義でした。教育基本法を改正し、国を愛するとか、伝統文化や家族を大切にするということを掲げました。授業時間が減り、学校で教える内容が減ったのは問題だとして、「脱ゆとり教育」が大きなスローガンになりました。文科省で「ゆとり教育」を担当していた私は、「ここにいても仕方がない」と考え、退職しました。

 第2次政権になると、様子がずいぶん変わりました。復古主義に加えて、新自由主義が教育政策に出てきます。第1次政権から掲げていた道徳の教科化をやり遂げたのは、復古的な流れの中での「成功」です。

 一方で、新自由主義…

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