生き別れ、そして震災死 10回目の秋を迎えても…息子と会えぬ父の自責の念
毎日新聞
2020/9/10 15:00(最終更新 9/10 15:00)
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宮城県多賀城市のトラック運転手、寺澤武幸さん(46)は東日本大震災(2011年3月)で当時13歳だった長男を亡くした。内妻との間の子、荒井和巳さんで、名取市立閖上中の1年生だった。3歳で生き別れてから一度も会えず、再会の願いは震災で打ち砕かれた。「かずが生きていれば23歳になる」。寺澤さんが和巳さんの父親になった年だ。震災から9年6カ月、10回目の秋を迎えたいまも子を見捨ててしまった自責の念が消えないという。【真田祐里】
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