三月書房が店を開けてる? 6月閉店の名店、シャッターに「だまし絵」 京都
毎日新聞
2020/9/10 10:27(最終更新 9/10 10:27)
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6月に閉店した「三月(さんがつ)書房」(京都市中京区)が“再開店”し、往来の話題を呼んでいる。寺町通に面したシャッターにかつての店先の光景を再現し、配達に使っていた自転車を止め、あたかも開店中のように見せる「トリック・アート」。3代目店主の宍戸立夫さん(71)は「あれ、閉店したはずじゃなかったっけ?と面白がってくれたら」とほくそ笑む。【南陽子】
三月書房は、小出版社が手がけた人文科学の専門書や文芸書など、一家言のある品ぞろえで知られた。通信販売を残して6月11日から「定休日は毎週、月曜・火曜・水曜・木曜・金曜・土曜・日曜」となった。創業から70年続く“知の小宇宙”に、青年時代の思い出を重ねる文化人や研究者は少なくなく、年代物のシャッターまでもが、ビジュアル誌「別冊太陽」に“味わい深い”と紹介されたことがあった。
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