三月書房が店を開けてる? 6月閉店の名店、シャッターに「だまし絵」 京都

  • はてなブックマーク
  • メール
  • 印刷
「現実とうその境目のセンスが大事」と宍戸立夫さん。うそのシャッター絵に実際の看板やガラス戸、自転車を組み合わせる演出に余念がない=京都市中京区で2020年8月27日午後3時14分、南陽子撮影
「現実とうその境目のセンスが大事」と宍戸立夫さん。うそのシャッター絵に実際の看板やガラス戸、自転車を組み合わせる演出に余念がない=京都市中京区で2020年8月27日午後3時14分、南陽子撮影

 6月に閉店した「三月(さんがつ)書房」(京都市中京区)が“再開店”し、往来の話題を呼んでいる。寺町通に面したシャッターにかつての店先の光景を再現し、配達に使っていた自転車を止め、あたかも開店中のように見せる「トリック・アート」。3代目店主の宍戸立夫さん(71)は「あれ、閉店したはずじゃなかったっけ?と面白がってくれたら」とほくそ笑む。【南陽子】

 三月書房は、小出版社が手がけた人文科学の専門書や文芸書など、一家言のある品ぞろえで知られた。通信販売を残して6月11日から「定休日は毎週、月曜・火曜・水曜・木曜・金曜・土曜・日曜」となった。創業から70年続く“知の小宇宙”に、青年時代の思い出を重ねる文化人や研究者は少なくなく、年代物のシャッターまでもが、ビジュアル誌「別冊太陽」に“味わい深い”と紹介されたことがあった。

この記事は有料記事です。

残り610文字(全文971文字)

あわせて読みたい

注目の特集