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東日本大震災

2011年3月11日に発生した東日本大震災。復興の様子や課題、人々の移ろいを取り上げます。

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「ようやく漁ができる」 東日本大震災の海中ガレキ、岩手県内は撤去終了

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再建した作業小屋でガレキの撤去を喜ぶ佐々木浩悦さん=陸前高田市小友町で
再建した作業小屋でガレキの撤去を喜ぶ佐々木浩悦さん=陸前高田市小友町で

 東日本大震災で海中に沈んだガレキについて、岩手県は漁業者らからの要望で震災直後から実施してきた撤去を8月下旬で終えた。最後の引き揚げを待ち望んでいた陸前高田市小友町の佐々木浩悦さん(64)は「ようやく、思ったように漁ができる」とほっとした表情を見せた。【三瓶杜萌】

 環境省の推計などによると、震災で海に流出したガレキは約500万トン。このうち350万トンが海底に堆積(たいせき)した。2018年度までに約10万トンが取り除かれたが、大部分は沈んだままになっている。

 被災した各県は「漁に支障が出る」と地元住民から要望が出た箇所などについて、国の補助を受けてガレキ撤去を実施してきた。岩手では昨年度までに156カ所で撤去を実施し、約20・5万立方メートルのガレキを回収した。そして今回の広田湾での引き揚げで、要望が出ていた県内すべての箇所の撤去を終えることになった。

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