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「山を守れた」と山伏安堵 山形の風力発電計画、住民らの反対で白紙撤回

計画の白紙撤回発表を受け記者会見した羽黒町観光協会の星野博会長(左)ら=山形県鶴岡市羽黒町で9月9日、長南里香撮影

 山岳信仰の聖地「出羽三山」周辺の山形県鶴岡市と庄内町で計画中の大規模風力発電計画について、事業者の前田建設工業(本社・東京都)が9日、計画を白紙撤回すると発表した。同社の事業戦略担当者は毎日新聞の取材に対し「県が風力発電の適地としていたことで計画地に選んだ経緯もあったが、知事や市長や地元住民からそろって反対された」と理由を述べた。反対の声を上げていた地元の山伏らは「山を守れた」と胸をなでおろしている。【長南里香、的野暁】

 計画では羽黒山(標高414メートル)の山頂まで最短で約1キロの距離にある計約2296ヘクタールの山林を「事業実施想定区域」に設定。高さ最大180メートル、ローター直径120メートルの3枚翼プロペラ型風力発電機40基(出力最大計12万8000キロワット)を設置する。別の民間企業が今年4月に青森県つがる市で稼働させた国内最大級の施設を上回る規模で、庄内地方の世帯の7割に当たる7万世帯分の供給能力を持つ。

 前田建設工業によると、事業は300億円規模で20年間継続し、県事業税など初年度は4億円の税収が地元に見込まれるほか、災害時などに電源が確保できるなどと説明していた。

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