特集

大坂なおみ(テニス)|東京オリンピック

「うつ」告白からの復帰戦。精神的な不安は完全に癒えるはずもないが、母国日本での五輪に参加したい思いがある

特集一覧

大坂なおみの人種差別抗議に国内外で温度差 スポンサーの微妙な事情

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷
人種差別への抗議を示すため、被害者の黒人男性の名前が書かれたマスクを着け、スタンドにボールを打ち込む大坂なおみ=ニューヨークで2020年9月2日、ロイター共同
人種差別への抗議を示すため、被害者の黒人男性の名前が書かれたマスクを着け、スタンドにボールを打ち込む大坂なおみ=ニューヨークで2020年9月2日、ロイター共同

 テニスの全米オープン女子シングルスで、人種差別への抗議を続ける大坂なおみ(22)=日清食品=の行動が、大きな反響を呼んでいる。1回戦から黒人差別による被害者の名前が書かれた黒いマスクをつけてコートに入場し、差別撤廃へのメッセージを発信しているが、大坂を支援する国内外のスポンサー企業では受け止め方に温度差がある。その事情とは?【浅妻博之】

「企業のブランド価値向上とは別問題」

 「上まで勝ち上がっている時にやらなくてもね。できればテニスのプレーでもっと目立ってほしいんですけど……」。そう話すのは大坂を支援する日本企業の関係者だ。「黒人代表としてリーダーシップをとって、人間的にも素晴らしい行為だとは思うが、それで企業のブランド価値が上がるかといえば別問題。特に影響があるわけではないが、手放しでは喜べない」と複雑な心境を打ち明けた。また別のスポンサー企業関係者からは「人種差別の問題と本業のテニスを一緒にするのは違うのでは」との声も聞こえてきた。

「発信しなけれ…

この記事は有料記事です。

残り752文字(全文1183文字)

次に読みたい

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る
この記事の筆者
すべて見る

注目の特集