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自衛隊出身初の大使 元海将・大塚氏、中東拠点のジブチに

河野太郎防衛相

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 政府は11日、元海将の大塚海夫氏(60)をジブチ大使に任命する人事を閣議決定した。自衛隊出身の大使は初めて。ジブチには中東海域での情報収集や海賊対処活動などに当たる自衛隊の拠点があり、連携を強化する。発令は16日付。

 アフリカの玄関口とされるジブチには、米軍や中国軍も拠点を置いている。海上自衛隊は2011年から海賊対処に当たる部隊の拠点を置き、今年1月からは中東海域での情報収集活動の拠点にもなっている。ジブチ大使への元自衛官起用は、中東地域への関与を強化する狙いもうかがえる。

 河野太郎防衛相は記者会見で「任務を理解している大使が赴任されるのは非常に重要」と述べた。自衛隊幹部は「今までも(自衛官が外務省に出向する)防衛駐在官が大使館などにいるが、自衛隊出身の大使が増えれば、他国との情報交換もより進むのでは」と期待する。

 戦前や戦時中に旧軍出身者が米国やドイツの大使を務め、軍の発言力が強くなった反省から、自衛隊出身の大使が出なかったとされる。河野氏は「戦後すぐはそういうこともあったかもしれない。現時点では適材適所で任命される」と話した。

 大塚氏は海上自衛隊の第2護衛隊群司令や自衛艦隊司令部幕僚長などを務めた。北朝鮮のミサイル発射情報などを含む安全保障についての情報を収集・分析する防衛省情報本部長も務め、報告や協議のためたびたび首相官邸を訪れていた。19年12月に退官した。【田辺佑介】

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