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三重大病院 医師が診療報酬2800万円を不正請求 カルテ改ざん2200件

写真はイメージです=ゲッティ

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 三重大医学部付属病院(津市)は11日、同病院の男性医師が約2年間にわたり、実際には投与していない薬剤を「投与した」として診療報酬を不正請求し、2019年3月ごろからは、不正を隠すためにカルテを改ざんしていたとする同大第三者委員会の調査結果を公表した。改ざんは約2200件に上り、不正請求は約2800万円に上る。

 調査結果によると、改ざんしていたのは臨床麻酔部の40代医師。18年4月から、不整脈に使用する薬剤「ランジオロール塩酸塩」を使用していないにもかかわらず、手術中に使用したかのように装っていた。上司の50代男性医師がこの薬剤の積極使用を部内に指示していたことから、第三者委は、使用量を多く見せかけるために改ざんしたとみている。40代医師は聞き取りに対し「上司に良いように思われたかった」と説明しているという。病院関係者によると、改ざんしたのは准教授で、上司は教授。

 2人は調査に「(この薬剤の製薬会社から)金銭の授受はなかった」と話しているという。調査でも、製薬会社との不適切な関係は認められなかったとしている。一方、教授が同病院に赴任してきたころから、学術研究を助成する「奨学給付金」がこの薬剤の製薬会社から同病院に支払われるようになったという。

 同病院は、製薬会社との間で不適切な関係がなかったかなどについて捜査機関に捜査を依頼するかどうか検討し、准教授については公電磁的記録不正作出などの疑いで告訴する方針。

 伊佐地秀司病院長は「患者や関係者の皆さまに多大なご心配とご迷惑をおかけし大変申し訳ない」と謝罪した。【森田采花】

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