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高松2児放置死、異例の勾留一時停止 逮捕の母が希望し遺体と対面

死亡した女児2人が乗っていた乗用車=高松市で2020年9月3日午後5時42分、川原聖史撮影

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 高松市で女児2人が乗用車内に長時間放置され死亡した事件で、保護責任者遺棄致死容疑で逮捕された母親の竹内麻理亜容疑者(26)が2人の遺体と対面できるよう、高松地裁が勾留の一時執行停止を認めていたことが11日、捜査関係者への取材で判明した。勾留の一時執行停止は容疑者本人の入院や、近親者の葬儀などで許可されることがあるが、容疑者と被害者の関係では珍しいという。

 竹内容疑者は2日午後9時ごろから3日午後0時40分ごろまで、市内の駐車場に止めた車に、長女の真友理(まゆり)ちゃん(6)と次女の友理恵ちゃん(3)を置き去りにし、熱中症とみられる症状で死亡させたとして4日に逮捕された。

 高松地検は5日、竹内容疑者の10日間の勾留を申請し認められたが、捜査関係者によると竹内容疑者側が対面を求めたため、7日に勾留停止を要請。地裁が同日付で3時間の勾留停止を認めた。竹内容疑者は弁護士の付き添いで、葬儀後に姉妹の遺体と対面したという。

 日弁連刑事弁護センター副委員長の田岡直博弁護士(43)=香川県弁護士会=は「容疑者が被害者の遺体と対面するという理由で、しかも証拠がそろっていない捜査初期段階で一時執行停止が認められるのは珍しい。葬儀後の人の少ない状況で短時間という条件ならば、逃亡や証拠隠滅の恐れがないと判断したのではないか」と話している。

 これまでの調べで、竹内容疑者は2日夜に市内の実家から駐車場に行き、車内に姉妹を残したまま飲食店3軒で飲酒。3軒目で知人男性と合流し、3日昼ごろまでこの男性宅にいたとみられる。捜査関係者によると、同居する夫も実家の家族も、当日、竹内容疑者が飲みに行っていたことは知らなかったという。

 高松地方気象台によると、高松市の気温は、姉妹が車内にいた2日午後9時以降28度を下回らず、3日昼ごろには36度に達していた。香川県警は今後、車内の温度がどのように上昇するか検証実験をする予定。【喜田奈那、川原聖史】

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