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土俵なしには未来守れない 大横綱・白鵬を見いだした恩人の憂い

閉ざされた「浪速武道館」の前で「肝心の土俵がなければ、子どもたちが相撲に触れるきっかけ作りさえできない」と憂う朝井英治さん=大阪市浪速区で2020年8月20日午後6時18分、黒川優撮影

 近年の大相撲人気の陰で、ちびっ子相撲の低迷や新弟子数の減少など「相撲離れ」が叫ばれて久しい。特に今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響でアマチュアの大会が次々中止になり、大相撲の巡業や地方場所もなくなった。そんな相撲界の現状を憂えるのが、横綱・白鵬を角界へと導いた「恩人」でもある朝井英治さん(50)だ。大阪市相撲連盟会長として、相撲の底辺拡大を目指して少年力士の育成を続けてきたが、今年2月に活動拠点が閉鎖されるなどし、強い危機感を抱いている。

 大阪市出身の朝井さんは小学5年で相撲に出合い、近大付高から学生相撲の名門・近大へと進み、卒業後は宮城野部屋に入門した。幕下11枚目まで番付を上げ、「訪竜(ほうりゅう)」のしこ名で関取を目指したが、肘のけがなどで26歳で引退。その後は地元・大阪に戻り、子どもたちに相撲の指導を始めた。

 白鵬との出会いは2000年。モンゴルから来日し、大阪の物流会社・摂津倉庫に身を寄せていた白鵬を宮城野部屋に紹介した。当時15歳の白鵬は体重約60キロの細身で、どの部屋からも引き合いがなく…

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