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全米V王手 大坂なおみ躍進の裏に技術的な進化 4大大会出場の本紙記者が分析

女子シングルス準決勝でジェニファー・ブレイディと対戦する大坂なおみ。体を回転させて全身の力を生かしている=ニューヨークで2020年9月10日、AP共同

 テニスの全米オープン女子シングルスで、大坂なおみ(日清食品)が12日(日本時間13日午前)の決勝に進み、2年ぶりの優勝にあと1勝とした。私は記者になる前の1990年代に4大大会に出場した元プロテニスプレーヤーで、2018年の全米で大坂が初優勝した試合を現地で取材した。その経験を踏まえ、今大会の躍進にもつながっている変化を分析した。【長野宏美】

 今大会、目を引くのが体の動きの変化だ。左右に振られたストロークで、以前は腕の力に頼ってラケットを振る「手打ち」になることが多かったが、今は体の軸を回転させて全身の力を生かしている。大坂は腕力があるので「手打ち」でも力強いボールをねじ込めるが、全身を使って回転の勢いで打つ方が振り抜きが速いし、体重が乗ってボールも重いはずだ。

 変化を可能にしたのは高い集中力とトレーニングの成果だろう。6月中旬から専属トレーナーに就いた中村豊さん(48)は「重心を低く動かし、体の切り返しが良くなっている」と評価する。股関節の動かし方や肩関節の回旋を含め体の使い方が良くなり、全身を使って動けているという。

 左右に振られた時、体が浮くと「手打ち」になりやすい。重心を低くすると打点が安定するが、体幹の強さなどが求められる。柔軟性や体幹強化に加え、重点的に取り組んでいる一つが可動域を広げるトレーニング「エンドレンジ」だ。「なおみは筋…

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