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高校総体など中止で新設 男子新体操オンライン選手権「思いぶつけて」

高校生部門の予選を3位で通過した岩手・盛岡市立の新体操部。全国高校総体の中止を乗り越え、オンライン選手権で表彰台を目指す=同校新体操部提供

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 新型コロナウイルスの影響で全国高校総体など大会が相次いで中止となったことを受けて新設された「男子新体操オンライン選手権2020」(日本体操協会主催)の決勝が12日から開催されている。出場チームの演技はライブ配信され、リアルタイムで審査される。最終日の13日は高校生部門の決勝があり、高校3年生にとっては「集大成」の演技となる。

 大会は小学4年~高校3年生を対象に、ジュニア部門と高校生部門に分けて実施。8月の予選では各チームから投稿された演技の動画を採点。ジュニアは上位10チーム、高校生は上位20チームが決勝に進出した。決勝は各チームの練習場(無観客)から動画投稿サイト「YouTube」でライブ配信され、中継映像を審査員が採点する。通常の競技会と同様、一発勝負となる。

 新体操の男子は大学で競技を続ける選手は少数派で、例年、高校総体を集大成とするケースが多い。同協会の男子新体操委員会の山田小太郎委員長は「若い選手たちの活躍の場として、行き場のなくなった思いをぶつけてほしい」と話す。

岩手・盛岡市立高によるオンライン選手権予選の演技=LIVE-Link提供

創立100年の節目飾る演技目指す 盛岡市立高

 高校生部門の予選を3位で通過した盛岡市立高は、昨年の全国高校総体6位の実力校だ。学校が創立100周年という節目の今年、満を持して表彰台を狙いにいくはずだった。高校総体の中止が決まった直後、選手たちは落ち込み、一度は目標を見失った。

 同校OBで就任3年目の藤原大貴監督(28)が「新体操は見てもらってなんぼ」と、7月に保護者だけを招いた演技会を提案。再び前向きに取り組み始めていた中、オンライン選手権の開催が決まった。藤原監督は「達成感や仲間との感動の共有を経験してほしい」と話す。

 決勝の演技は、桜をテーマに柔らかさのある動きを取り入れる。会場に設置されたカメラが広角に演技を映すため、動きにずれがあればすぐわかる。手の角度や爪先、着地など細部まで徹底して練習してきた。中村央(れお)主将は中学1年で新体操を始めたが、大学では栄養士を目指して勉強するため、競技は高校までと決めている。「6年間の集大成を見せることができてうれしい。満足いく演技がしたい」と意気込んでいる。【円谷美晶】

円谷美晶

毎日新聞東京本社運動部。1985年、東京都生まれ。2009年入社。北海道報道部、千葉支局を経て、東京社会部では気象庁や東京都庁を取材。18年から東京運動部で五輪取材班となり、体操、トライアスロンなどを担当。高校までの部活動は陸上で中・長距離の選手。いつも皇居周りを走っていた。

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