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週刊テレビ評

「にっぽんの芸能」 熱が入った高橋英樹の解説=ペリー荻野

「にっぽんの芸能」の18日の放送分は「関西”尺八男子”集合!」。司会の高橋英樹(右)と中條誠子アナウンサー=NHK提供

 NHKEテレ「にっぽんの芸能」(金曜午後11時)が面白い。2011年開始の長寿番組で、この春に中條誠子アナウンサーとともに司会者として俳優の高橋英樹が登場。雰囲気がずいぶん変わった。

 高橋の張り切りぶりはすごい。番組の宣伝に般若の面で現れ、思わず「桃太郎侍か!」と驚かされる。番組では舞踊、歌舞伎、能、狂言など、どんなテーマでも身を乗り出してゲストの話に聴き入る。長年、時代劇で顔面全体を使って喜怒哀楽を表現してきただけに、「うむ」「なるほど」という相づちも迫力がある。コロナ禍の影響で声だけの出演となった「杉本文楽」の「女殺油地獄」を紹介した時は、古典に現代アートや斬新な音楽を付けた作品に感激し、「このぞくぞくするようなロックテイスト!」と熱烈な解説を付けた。

 9月4日の「賤機帯(しずはたおび)」の回は、愛する我が子を捜して物狂いとなり、隅田川にたどり着いた母を描く切ない舞踊を紹介。必死に捜す母(舞踊家の藤間洋子)に、すくい網で桜の花びらをうまくすくったら、子の居場所を教えてやると、からかう舟長(西川箕乃助)。人の弱みにつけ込むひどいやつだ。桃太郎侍なら、ここで怒り顔になるところだが、高橋はしみじみと母の思いに共感し、親の顔を見せた。興味深かったのは、…

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