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大阪メルロー/19 学びと気づきの日々

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圧搾機に入れたデラウェアの果皮と果肉を攪拌(かくはん)し、果汁を搾る準備をする小椋英且さんら=大阪府羽曳野市飛鳥の仲村わい工房で2020年8月、高尾具成撮影
圧搾機に入れたデラウェアの果皮と果肉を攪拌(かくはん)し、果汁を搾る準備をする小椋英且さんら=大阪府羽曳野市飛鳥の仲村わい工房で2020年8月、高尾具成撮影

 収穫後、よい果実のみを残す「さび取り」と呼ばれる選果作業を終えたブドウの房が、かごに山積みとなっている。そのまま食べてもおいしいがワインとなるまでにはまだいくつものプロセスが必要だ。房は軸と果実を分離する除梗(じょこう)破砕機にかけられ、ワイン造りに必要な果皮と果肉だけが大きなステンレス製のおけに満たされていく。光沢を帯び、きらきらと輝いている。次に圧搾機のプールに注ぎ込まれるとすぐに果汁が滴り始める。圧搾機は約2トンの重圧をゆっくり掛けながら、存分にエキスを搾ってゆく。そして、最終的に果汁と搾りかすに分けられる。

 ブドウの収穫期はワイン醸造の時期とも重なる。酷暑の中、「仲村わいん工房」(大阪府羽曳野市飛鳥)の繁忙期は続いていた。ほぼ手動式のシンプルな機械を使い、ていねいな作業が繰り返される。搾られた米国系白ブドウ品種デラウェアの麦わら色の果汁が、容器にいっぱいになると、甘い香りが漂ってきた。

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