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石油元売り、ハイオク混合 消費者軽視の効率化 「独自性能」宣伝20年

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 石油元売り各社などで作る業界団体が「各社が独自技術で開発し、独自ルートで供給している」と説明してきたハイオクガソリンが、スタンドに出荷する前段階で他社製と混合されていることが毎日新聞の報道で判明し、消費者に波紋を広げている。報道を受け、業界団体トップも混合出荷が2000年代に始まったことを認め、「各社のハイオクの品質はほぼ同じ」と発言した。混合出荷はなぜ、消費者に知らされてこなかったのか。【遠藤浩二】

 「ハイオクについては、共同油槽所の利用やバーター出荷などにより、他社から調達したものを自社製品として供給することがあるのも事実」「ハイオクは独自商品ではなくなった。今は汎用(はんよう)品の一つ」

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