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「ここから水面下で」 菅氏支持へ自民党内「雪崩」を引き起こした密会の賭け

衆院本会議開会前に話す菅義偉官房長官(左)と自民党の二階俊博幹事長=国会内で2017年5月26日午後0時59分、川田雅浩撮影

 自民党総裁選(14日投開票)は党内7派閥中5派閥の支持を得た菅義偉官房長官(71)が、岸田文雄政調会長(63)と石破茂元幹事長(63)を突き放し優勢な状況が続く。なぜ菅氏圧勝の流れとなったのか。舞台裏を検証する。

 「今回の総裁選に出ようと思っています。よろしくお願いします」。安倍晋三首相が辞任表明した翌日、8月29日午後8時ごろ。菅氏が国会近くの衆院赤坂議員宿舎の応接室で頭を下げると、自民党の二階俊博幹事長は「応援するから、しっかりやれ」と激励した。

 会談を持ちかけたのは菅氏だった。この日の日中、石原派の森山裕国対委員長に連絡し二階氏との会談を依頼した。菅氏との会談に先立ち、二階氏は森山氏と側近の林幹雄幹事長代理と東京都内のすし屋で事前の打ち合わせを行った後、3人で1台の車に乗り込み、ひそかに地下駐車場から宿舎に入った。

 幹事長と官房長官という中枢で安倍政権を支えた二階氏と菅氏。ともに国会議員秘書、地方議員を経て国政に出た「たたき上げ」だ。同席した森山、林両氏も地方議員出身。総裁選出馬を「考えたことはない」と繰り返してきた菅氏だが、二階氏は6月の通常国会閉会後、菅氏と会食を重ね「安倍さんの次はあんたしかない。総裁選に出たら応援する」と促していた。菅氏が決断したのは、二階氏らの「後ろ盾」を確信したためだ。

 問題は岸田氏と麻生太郎副総理兼財務相の動向だっ…

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