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“長すぎる”石破氏、言葉足らずの菅氏、論語と算盤の岸田氏、3候補の個性にじんだ討論会

自民党総裁選に立候補した石破茂、菅義偉、岸田文雄の3氏がしたためた揮毫(きごう)=2020年9月12日午後3時11分、秋山信一撮影

 安倍晋三首相の突然の辞任表明を受けて突入した自民党総裁選は、14日に投開票が行われ、1週間の短期決戦を終える。立候補した石破茂元幹事長、菅義偉官房長官、岸田文雄政調会長の3氏は何を訴えたのか。12日に東京都千代田区の日本プレスセンタービルで行われた日本記者クラブ主催の公開討論会は、候補者同士が質問し合う機会もあった。本命視される菅氏に対し、石破、岸田両氏が論戦を挑む終盤戦の山場で、局面を転換するような場面はあったのか。

 午後1時過ぎ、会場に3氏が順に入場してきた。菅氏は事前に準備した応答要領の資料を秘書から受け取ってから演壇に上がった。資料は項目ごとにインデックスシールが張られ、すぐに参照できるようになっている。官房長官として定例会見に臨むのと同じスタイルだ。写真撮影が始まると、石破氏が「これ、やるの?」と促し、グータッチで撮影に応じた。

 2分間ずつの冒頭発言では「目指す国家像」のキーワードを書いたボードを掲げて話したが、良くも悪くも3人の個性がにじんだ。

 石破氏は「一人一人に『居場所』があり、一人一人が『幸せ』を実感できる国」。理念には共感できるが、わかりにくく、キーワードにしては長すぎる。菅氏は「自助、共助、公助、そして絆、規制改革」。当初の「自助、共助、公助」に「絆」と「規制改革」が付け足され、全体像がどんどん見えにくくなっている。岸田氏は「論語と算盤(そろばん)」。実業家の渋沢栄一が大正時代に記した著作名だ。一見古くてお堅いイメージだが、来年のNHK大河ドラマで主人公となる偉人の著作を先取りして紹介し、「今の時代にふさわしい資本主義を作っていこう。倫理と利益の両立だ」と説明した。

 候補者が指名した相手に質問した上で反論する「討論」もかみ合わなかった。相手の質問に対して…

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