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京都・読書之森

オペレーションZ /京都

 <活字を楽しむ>

(真山仁・著 新潮文庫、950円 税抜き)

 「これは、非常識で野蛮な革命だ」

 本書は同志社大出身の作家で「ハゲタカ」シリーズなどで知られる真山仁さんの小説。冒頭は国家財政破綻の危機に直面した首相が、歳出半減を掲げて若手財務官僚とともに極秘作戦「オペレーションZ」を進める際に発した一言だ。Zは「後がない」ことを意味するという。政治家や官僚、メディアや他国も巻き込みストーリーが展開していく。

 この作品は先日、辞任を表明した安倍晋三首相が進めた経済政策「アベノミクス」への警鐘でもある。金融政策・財政政策・成長戦略の「3本の矢」を掲げたアベノミクスで、株高や円安など、経済環境は確かに上向いた。しかし、財政面では少子高齢化による社会保障関係費の増大を受け、財政健全化の指標となる基礎的財政収支(PB、プライマリーバランス)の黒字化目標を先送りし続けてきた。

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