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山陰・この人

初代国連大使を執筆 片山長生さん ドラマ化のきっかけに /鳥取

日本初の国連大使となった澤田廉三の小説を書き上げた片山長生さん=岩美町の浦富海岸で2020年9月3日午後4時34分、野原寛史撮影

 岩美町浦富出身の外交官で、戦後に日本初の国連大使を務めた澤田廉三(1888~1970年)の伝記小説「愛郷 外交官澤田廉三の生涯」を書き上げ、8月に刊行した。「世界で活躍しながら郷土を愛し続けた廉三を知ってもらい、彼が主人公のテレビドラマが作られるきっかけになれば」と期待する。

 大学卒業後、社会科の教師一筋。2016年に鳥取を舞台とした歴史大河ドラマを推進する会が発足すると、自宅から数軒先に生家があった廉三、国際連盟日本代表を務めた兄の節蔵、廉三の妻・美喜の3人を主役とした物語の案をまとめた。18年、テレビ局にドラマ化の可能性を相談すると「本になっていれば」との回答。小説を書いたことはなかったが、地域研究家の内田克彦さん(66)らの支援を受け、共同で資料収集や執筆を始めた。

 当初は3人の物語を考えていたが「小説の作り方がわからず苦戦した」。いったん完成させたものの「話が行ったり来たりで流れになっていない」との指摘を受け、廉三を軸にして書き直した。地主の息子でやんちゃな少年だった廉三が勉学を重ね、戦前はフランスやアメリカなどに赴任して国際協調に取り組み、戦争を阻止できなかった失敗や左遷を経て、戦後に日本の国際社会復帰に向けて奮闘する姿を生き生きと描写。若き昭和天皇や師…

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