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#やまゆり園事件は終わったか~福祉を問う

植松聖死刑囚の死刑判決が確定した相模原障害者殺傷事件。日本の障害福祉政策の問題点と、解決の道筋を探ります。

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#やまゆり園事件は終わったか~福祉を問う

⑤居室施錠「情緒乱れるため」「家族は承諾」「日中以外」…園長が明かしたその実態

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初公判後、記者会見する津久井やまゆり園の入倉かおる園長(右)。左は同園を運営するかながわ共同会の草光純二理事長=横浜市中区で2020年1月8日午後3時19分、宮間俊樹撮影
初公判後、記者会見する津久井やまゆり園の入倉かおる園長(右)。左は同園を運営するかながわ共同会の草光純二理事長=横浜市中区で2020年1月8日午後3時19分、宮間俊樹撮影

 神奈川県が昨年末、県立津久井やまゆり園に立ち入り調査した際、25件の身体拘束が確認された。このうち虐待の疑いが強いと指摘された3人の居室施錠の状況について、入倉かおる園長に取材した。障害者虐待防止法では「正当な理由なく障害者の身体を拘束すること」は身体的虐待にあたるが、その認識はあったのか。園長が3人の居室施錠の一端を報道機関に説明したのは初めて。【上東麻子/統合デジタル取材センター】

居室施錠は「親の要望も」と園長が釈明

 3人のケースと園長らの説明は次のようなものだ。

 <40代の女性のAさん。知的障害と精神障害もある。相模原市の園舎にいた頃はふだんから日中、居室に職員が鍵をかけていた>

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