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アートの扉

発見!お宝 原爆の図丸木美術館/5 丸木位里 馬 水の流れのように

 赤褐色の地に白い絵の具を何度も流し、拭き取り、滴らせた絵画は、まるで戦後に隆盛した抽象表現主義のようだが、1939年作の斬新な「日本画」である。

 丸木位里はこの頃、西洋の前衛芸術の影響を受けて結成された日本画団体・歴程美術協会に属し、最新の芸術理論シュールレアリスムと東洋画の伝統表現を融合させようと試みていた。

 眼(め)を凝らすと浮かび上がる幻想的な馬の群れ。本来は四曲一双の大作だったが、現在は中央部分の二曲一双(半分の大きさ)のみが残されている。当時の評価は賛否が分かれ、決して全面的に理解されたわけではなかったが、位里は変幻自在な絵画を探究し、水墨の流動性に新たな可能性を見いだしていく。

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