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特集ワイド

奥村康・順天堂大医学部特任教授 ワクチンが見通せない今だから 免疫力でコロナ打破

インタビューに答える順天堂大の奥村康特任教授=東京都文京区で2020年8月27日、滝川大貴撮影

 新型コロナウイルスに対抗するワクチンや特効薬は開発途上にあり、今は物理的に3密(密閉、密集、密接)を避けたりソーシャルディスタンス(社会的距離)を保ったりすることが盛んに呼びかけられている。しかし、相手は目に見えないウイルス。万が一、体内への侵入を許せば、最後は個々人が持つ「免疫力」に頼るしかない。ならば、日ごろから免疫力を維持するにはどうすればいいのか。「免疫学の権威」と呼ばれる奥村康・順天堂大医学部特任教授(78)に聞いた。

 最初に、免疫の仕組みを理解しておきたい。ウイルスや細菌などの異物が体内に侵入した際、まずは生まれつき備わっている「自然免疫」が排除に乗り出す。自然免疫だけで対処しきれなかった場合、異物を狙い撃ちにする「獲得免疫」が時間をおいて応援に駆けつける。獲得免疫は異物を記憶し、次に同じ病原体にさらされた時にはすぐに動いて重症化を防いでくれる。

 奥村さんが解説する。「例えるなら、自然免疫は街のお巡りさん、獲得免疫は軍隊のような存在です。自然免疫は体内を絶えずパトロールし、小さな異変に対応して治安を守っているイメージ。お巡りさんだけではどうにもならない相手が現れたら、軍隊である獲得免疫の出番となる。自然免疫だけで戦っている段階では症状は出ませんが、熱が出るなどしたら獲得免疫が動いている証拠です」

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