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2021自民党総裁選

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菅新総裁と蜜月の維新「信頼関係が構築された」 大阪都構想進展に期待

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松井一郎大阪市長=2020年1月21日、川田雅浩撮影
松井一郎大阪市長=2020年1月21日、川田雅浩撮影

 自民党の菅義偉新総裁が14日誕生し、大阪では維新関係者から歓迎の声が上がる。代表の松井一郎・大阪市長と菅氏の蜜月関係を背景に、官邸と連携して進めてきた2025年の大阪・関西万博や、カジノを含む統合型リゾート(IR)などが一層推進されるとの見方が強いためだ。

 2人の出会いは橋下徹知事が誕生した08年の知事選。松井氏は「大阪が元気になれば日本も元気になるという共有認識のもと連携してきた」と振り返り、維新関係者は「自民党の野党時代も付き合いを続け、信頼関係が構築されたのでは」とみる。安倍晋三首相が目指した憲法改正に維新は積極的で、4人は会食を重ねるなど関係が深い。

 維新が推進する、大阪市を廃止し四つの特別区に再編する「大阪都構想」を巡っては、11月の住民投票で賛成多数となっても、大阪「都」に名称変更するには法改正か新たに特別法を作る必要がある。維新関係者は菅総裁の下、国会議論が進むと期待する。

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【2021自民党総裁選】

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