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「同情」の2位、岸田氏望み残す 地方票最下位…党内から不信 自民総裁選

自民党総裁選を終え、会場を出る岸田文雄政調会長(中央)=東京都内のホテルで2020年9月14日午後3時44分、長谷川直亮撮影

 自民党総裁選で劣勢が予想された岸田氏だが、岸田派47人に対し獲得した国会議員票は79票。想定より約20票積み増して2位となったことが会場で伝えられると、岸田氏の顔に笑みがこぼれた。一方、圧勝を狙った菅氏陣営の二階派幹部は、予想外の岸田氏の善戦に「何だあれ」と漏らした。

 岸田氏は当初、安倍晋三首相の「意中の人」と目されていた。しかし、菅氏が安倍路線を継承する立場で二階派と連携して出馬する動きが広がると、首相の出身派閥・細田派や、岸田派(宏池会)と源流を同じくする麻生派も含めた5派閥が菅氏支持に雪崩を打った。岸田氏が今回の総裁選で大敗して3位に甘んじれば、次期総裁選候補としての芽が消えるだけでなく、派閥領袖(りょうしゅう)の地位さえ危うくなる危機感があった。

 二階派幹部は「細田派が議員票を回したんだろう」とつぶやいた。実際、首相に近い細田派議員も「組織的に回したわけではないけどね」と、個人的に岸田氏へ投票する動きがあったことを暗に認め、細田派幹部も…

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