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「田舎の人」菅氏は地方を救うのか ふるさと納税に見た競争、恐怖と期待と

自民党総裁選で菅義偉官房長官が新総裁に選ばれ、モニターを見ながら立ち上がって喜ぶ由利昌司さん(右)=秋田県湯沢市で2020年9月14日午後3時21分、和田大典撮影

 圧勝だった。官房長官として約7年8カ月支えた安倍晋三首相が辞任を表明してから18日目。菅義偉氏(71)は7割の票を得て自民党総裁選を制した。

 14日午後3時21分。勝利が決まると高揚感を抑えるような表情で頭を下げ、両手を上げて拍手に応えた。あいさつでは古里に触れた。「私は秋田の農家の長男として生まれました」

 菅氏が18歳まで育ったのは豪雪地帯で知られる秋田県秋ノ宮村(合併により雄勝町をへて現在は湯沢市)。同市のホテルでは県立湯沢高校の同窓生らで作る「ふるさと後援会」が大画面に映し出された投票の様子を見守った。

 集まったのは菅氏と同世代の男性を中心に150人以上。日焼けした農家の姿もある。総裁に決まるとホッとした様子で顔をほころばせ、会場は拍手に包まれた。「菅総裁バンザイ」のかけ声で万歳三唱した。

 その歓喜の輪に由利昌司(まさし)さん(71)がいた。小中高と同じ学校に通い「よしひで君」と呼ぶ仲だ。おとなしく目立たなかった……と伝えられることが多い当時の菅氏評を否定する。「言うべきことは…

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