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NFLに最も近い日本選手・佐藤敏基 挫折した「あのキック」からの再挑戦

チームメートと談笑する佐藤敏基=千葉市美浜区の「ZOZOPARK HONDA FOOTBALL AREA」で2020年8月22日午後4時46分、黒川優撮影

 アメリカンフットボール関係者から「NFLに今最も近い日本選手」と呼ばれるキッカーがいる。今年3月に米プロフットボールNFLの公認代理人と契約した佐藤敏基(26)=IBM=だ。今季のNFLは10日に開幕。日本選手初のNFL入りへ、いつ声が掛かってもいいよう備える佐藤には、大事なキックで挫折し苦しんだ日々があった。

 佐藤は日本社会人Xリーグで力を伸ばし、昨年11月には日本最長記録58ヤードのフィールドゴール(FG)に成功した。それ以前から米国の育成リーグに挑戦してきたこともあり、今春以降、NFLの複数チームから接触があった。自信を深めてきた右足のキックには、「あの挫折があったから、もっと大きなことを成し遂げようと思えた」という出来事がある。

 佐藤は横浜市出身。幼稚園から中学までサッカーに明け暮れ、元日本代表FW城彰二さん(45)に憧れた。ただ、プロになれる実力はないとも感じ、東京・早大学院高に進むと「新しいことを始めたい」とアメフト部に入った。最初のポジションは司令塔のクオーターバック。実力が伴わずに毎日「やめたい」と思う半面、「一度始めたことをあきらめる方が嫌だった」と練習に励んだ。レギュラーをつかみかけた2年の時に左膝靱帯(じんたい)断裂の大けがをし、復帰した3年夏には右肩を痛めた。球拾いしかできない日々が続く中、都大会準…

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黒川優

毎日新聞東京本社運動部。1990年、埼玉県生まれ。2014年入社。松山支局、神戸支局を経て19年5月から現職。サッカー、ラグビーなどを担当し、現在は主に大相撲を取材。本気で大銀杏を結おうとして、19年夏ごろから半年ほど髪を伸ばし続けていたが、思った以上に周囲からの評判が悪く、やむなく「断髪」した。

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