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安倍政権が残したもの

安倍政権の遺産は「ネット世論とデモする社会」 “ご飯論法”上西充子教授

パソコン画面で国会の衆院代表質問を見る上西充子・法政大教授=東京都千代田区で2020年1月22日午後1時59分、内藤絵美撮影

 7年8カ月超続いた第2次安倍晋三政権では、検察庁法改正案反対などでSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を利用した「ツイッターデモ」が起きた。首相や閣僚の論点ずらしを見破る「ご飯論法」を編み出した法政大の上西充子教授(55)は「皮肉なことだけれど、ツイッターデモが政権の遺産といっていいのではないか」と指摘する。【生野由佳/統合デジタル取材センター】

 ――安倍首相の辞任表明をどのように受け止めていますか。

 ◆職務に耐えられないほど重い病気というのは気の毒に思います。ですが、健康問題を前面に出すことで巧妙に政権を投げ出したと感じます。

 というのは、一連のコロナ禍により、これまで政府の対応にさほど関心を示してこなかった人たちが、国会審議や政府の対応に注視するようになりました。ですが安倍首相は、批判の矢面になる対応を西村康稔経済再生担当相らに丸投げしていました。感染が拡大しても、国会は開かず、記者会見にも出てこない。自粛や経済的な苦境により不自由を強いられた人たちが、安倍政権は「張りぼてだった」と気づいたのでしょう。だから、メディア各社の世論調査では支持率が下がる一方でした。つまり、健康問題で突然パタっと幕を閉じたのではなく、国民が実情を知るようになり辞任表明に追い詰めたのです。

 コロナ禍が続き、…

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生野由佳

兵庫県出身。2003年入社。福島支局、阪神支局、大阪社会部、2度目の阪神支局を経て2020年4月より統合デジタル取材センター。JR福知山線脱線事故や阪神大震災を中心に取材してきました。被害者支援や障害福祉分野に関心があります。趣味は銭湯巡り。

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