ニホンザル胎児の脳からPCB 「汚染物質リスクの基礎情報に」 愛媛大グループ

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野見山桂・愛媛大准教授=松山市文京町で、松倉展人撮影
野見山桂・愛媛大准教授=松山市文京町で、松倉展人撮影

 愛媛大沿岸環境科学研究センターの野見山桂(けい)准教授(環境共生学)らのグループが、ニホンザルの胎児の脳からポリ塩化ビフェニール(PCB)と、その代謝物の水酸化PCBを検出した。同大によると、霊長類の胎児の脳からの検出・報告例は世界初という。

 グループは2014年に日本環境化学会環境化学討論会で初の検出について発表し、さらに詳細な毒性分析を加えた論文が国際学術誌「Environmental Science&Technology」にこのほど掲載された。

 過去にトランスやコンデンサーの絶縁油として使われたPCBは1972年に国内で製造・使用禁止となったが、今も環境内に広く残留していると考えられる。グループは12年以降に四国内から同大学に提供されたニホンザルのうち、妊娠中の9個体の胎盤▽羊水▽胎児の脳と肝臓――を調査。試料の全てからPCBと、体内に取り込まれてできる水酸化PCBを検出した。

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