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はやぶさ2、さらに11年の旅 小惑星「1998KY26」へ 12月の帰還後

はやぶさ2が新たに目指す小惑星「1998KY26」

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 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は15日、探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウの試料入りカプセルを12月に地球に届けた後、さらに別の小型小惑星「1998KY26」に探査へ向かうことを決めたと発表した。到着は2031年7月の予定で、目的の小惑星まで新たに100億キロの旅路に出る。

 「1998KY26」は直径約30メートルで、直径約900メートルのリュウグウよりもかなり小さく、地球と火星の間を公転している。JAXAは新たな任務で小型小惑星の地球衝突による被害の軽減や、太陽系のより遠方への探査に必要な知見の獲得を目指す。

 はやぶさ2は12月5日にカプセルをオーストラリアに向けて投下する予定。その後、太陽の周りを約11周して目的地に向かう。リュウグウと地球の往復は約50億キロで、新たな目的地までの往路でさらに2倍の距離を航行する。その途中でさらに別の小惑星の近接撮影や、太陽系の外側にある「太陽系外惑星」の観測にも挑む。また、地球に2回接近して軌道を変更する。

 JAXAは今夏以降、新たな行き先を「1998KY26」と「2001AV43」の二つの小型小惑星に絞り込んで検討。後者に向かう場合はより太陽の近くを通り、機器が正常に作動しない恐れがあると判明し、前者を選んだ。

 はやぶさ2は、1998KY26のように高速で自転する小型小惑星を探査する目的で造られていない。科学チームを率いる名古屋大の渡辺誠一郎教授はリュウグウの探査から新たな探査に挑むことについて、「ラグビーの選手がフィギュアスケートで10年後のオリンピックを目指すようなもの」と、その難しさを例えた。【池田知広】

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