東京電力は15日、国の放出基準を上回る放射性物質の濃度になっている福島第1原発の汚染処理水を、62種類の放射性物質の濃度を下げる多核種除去設備「ALPS(アルプス)」に通して、設備の性能を確認する試験を始めた。通した後の汚染処理水について、放射性物質の濃度がトリチウム以外で放出基準を下回るか分析し、途中経過を年末までにまとめるという。
東電は原子炉建屋内で生じた汚染水をアルプスなどに通した後、敷地内のタンクに保管している。8月20日までに122万トン余りがたまった。ただ、これまでにアルプスのトラブルなどの影響で性能を発揮できない時期があり、国の放出基準を超える濃度の汚染処理水が約84万トンある。トリチウムは水に似た性質のため、アルプスでは取り除けない。
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