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SUNDAY LIBRARY

岡崎 武志・評『昆虫のとんでもない世界』『ルポ車上生活 駐車場の片隅で』ほか

◆『昆虫のとんでもない世界』丸山宗利・著(平凡社/税別2400円)

 NHK Eテレで不定期放送される「香川照之の昆虫すごいぜ!」を楽しみに見ている。俳優・香川照之の並外れた昆虫マニアぶりが、暑苦しくも楽しい。昆虫たちの不思議な世界に釘(くぎ)付けになる。

 丸山宗利監修『昆虫のとんでもない世界』は「別冊太陽」シリーズの1冊。大きく精妙なカラー写真で昆虫たちの姿を映し出しつつ、彼らの生態を探り紹介する。エゾゼミの貴重な羽化が撮影されているが、緑の体が美しい。宝石と呼びたくなる華麗な蝶(ちょう)もいる。

 「甲虫は生物界最大の分類群であり、世界から40万種が知られている」っていきなり知らなかったよ。生息に適した形に進化し続けたのだろうが、まことに見事なフォルムで、これらに比べれば人間なんて単調で不細工だ。

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