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三浦 天紗子・評『「健康」から生活をまもる 最新医学と12の迷信』大脇幸志郎・著

◆『「健康」から生活をまもる 最新医学と12の迷信』大脇幸志郎・著(生活の医療社/税別1800円)

 日本はかつてない健康ブームだというのに、健康にまつわるデタラメや迷信がいまだのさばっている。たとえば、「ブルーベリーで視力がよくなる」や「ビールを飲み過ぎると痛風になる」などは、科学的根拠もないのに信じている人は多い。医学的にはとっくに否定されたこうした例においては、いい加減なことを信じるなで済むかも知れないが、COVID-19のような新しいウイルス感染症においては、誰も明快な答えを言えない。だから、デマでイソジンが店頭から消えたりするのだ。

 そんなとき、人は「迷信を遠ざけ、健康を守るにはどうすればいいか」と考えがちだが、著者は健康第一のそうした発想にも懐疑的だ。それより生活を守る、つまりQOL(生活の質)に重きを置く。たとえば、がん予防というのも、いざなってしまったときに、後悔を作っているという面もある。“がんにならない食べ物”などという本や記事は現代の医師たちは食べ物の健康効果に強く興味を持っており、研究が続けられているから書かれ…

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