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「梓山犬」の血統守れ NPO、繁殖の仕組みづくり 狩猟、ガイド、介助でも活躍 /新潟

2頭の「梓山犬」を飼育する中村長雄さん(右)=新潟県加茂市で

 一時は絶滅寸前に追い込まれた狩猟の名犬「梓山(あずさやま)犬」の血統保存の取り組みが広がっている。近年は田畑を荒らす有害鳥獣を追い払う役割のほか、野生動物を寄せつけない猟犬の特性を生かし、ガイド犬として活躍するケースも出てきている。

 梓山犬は、長野県川上村梓山地区の猟師が1913年、信州柴(しば)犬と秩父犬を掛け合わせて生み出したとされる。優れた猟の資質と美しい容姿から当時の内務省が天然記念物に指定したが、太平洋戦争末期に食糧難から食用にされるなどして村から姿を消した。戦後、群馬県上野村に子孫が残っていたことが分かり、保存への機運が高まった。

 現在は、NPO法人「梓山犬血統保存会」が群馬、埼玉、神奈川、新潟、長野、愛知の6県に拠点を置き、犬の繁殖や受け入れ先を管理している。希望者は会員となり、飼育者の認定を受けると犬を譲り受ける仕組みだ。2016年の設立時、登録数は全国で約40頭だったが、現在は110頭まで増えた。同法人の高橋はるみ専務理事(61)は「文化財を共有するような感覚で、一頭一頭大切に管理している」と話す。

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