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農業関係者が、名前や事業内容を顔写真付きで自己紹介する名刺大の「農カード」を作る取り組みが広がっている。消費者へ直送する作物に同封するなどし、収集してもらうのが狙い。発案者は、農家のイメージ刷新を期待している。【熊谷佐和子】
発端は8月中旬、愛知県田原市のミニトマト農家、小川浩康さん(30)が「漁師カード」という青森県の取り組みをツイッターで紹介したこと。「農業版があったら面白い」と呼びかけた。本巣市の「西垣農園」で富有柿を生産する西垣誠さん(38)と北海道のミニトマト農家の川合秀一さん(34)が反応した。各地の農家が「農カード」を作る企画を3人で考案し、ツイッターで参加者を募った。
西垣さんがデザインを担当。表に顔写真と名前、事業内容、裏面にSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)アカウントやホームページにつながるQRコードが印刷される型を作った。参加者が送ってきた写真と情報を基にカードの原稿を作る。各人が業者に印刷を発注する仕組みを構築した。
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