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漁村、海女の「今」記録 南伊勢のエッセイスト・川口祐二さん 「最後」の出版…読者「終わりなき旅を」 /三重

新刊を手に「これが最後の出版」と話す川口祐二さん。手元には続行を求める多数の手紙があった=三重県南伊勢町五ケ所浦の自宅で2020年9月11日、林一茂撮影

 全国各地の漁村の「今」を記録し続けている南伊勢町五ケ所浦のエッセイスト、川口祐二さん(88)が「島へ、浦へ、磯辺へ わが終わりなき旅」(ドメス出版)を出版した。41年前に初出版してから31作目の新刊は、北海道・松前から九州・玄界灘まで出向いて、漁師や海女らの聞き書きをまとめた。「体力に加え、金力が尽きた。前作で最後と考えていたが、これが本当の最後」と無念さをにじませる川口さんに、読者から「終わりなき旅を続けて」と激励の手紙が相次いでいる。【林一茂】

 川口さんは、旧南勢町役場の職員時代から海洋汚染と漁村文化への関心を持ち、合成洗剤追放運動のリーダーとして活躍した。岩波新書別冊の「私の昭和史」(1988年)に、漁村の窮乏を訴えた川口さんの「渚の五十五年」が採用され、これを機に役場を退職。「全国の漁村を歩き、そこに住む人々と膝を接して、話を聞き取り記録する作業」(あとがきから)を決意し、30年以上800人を超える人々との出会いを重ねてきた。聞き書…

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