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菅新内閣、支持5派閥で明暗 二階派「満点の人事」 安倍前首相出身の細田派は

皇居での認証式に向かう新閣僚ら=首相官邸で2020年9月16日午後6時17分、滝川大貴撮影

 16日発足した菅義偉内閣は、閣僚ポストを自民党内の各派閥にほぼ均等に配分した上で、所管行政に精通した実務家を多く起用する手堅い布陣となった。ただ、派閥別の配慮の仕方には濃淡があり、総裁選で対立候補を擁立した岸田派や石破派などからは不満も漏れる。

 派閥均衡とはいえ、菅首相を総裁選で支持した5派閥の中で「満足度」では差がついた。

 「では、うちの状況を説明してください」。就任前の首相から入閣要請の電話があった15日夜。上機嫌の二階俊博幹事長は、東京都内のホテルに詰めかけた記者団に、二階派の入閣状況を説明するよう同派議員に促した。

 直前の会食では二階氏らが平沢勝栄氏(75)を囲み、首相からの連絡を待っていた。もともと総裁選の打ち上げ名目の会食だったが、首相から平沢氏に電話が入ると、入閣祝いの場に変わった。

 二階派からは初入閣の平沢氏のほか、武田良太総務相(52)が国家公安委員長から横滑りで閣内に残った。入閣は2人だったが、党人事で幹事長再任となったうえ、派閥として最優先で推した平沢氏が入り、武田氏が重要閣僚に起用されたことで「満点の人事」となった。

 首相の総裁選出馬表明の際、いち早く支持を取りまとめて「勝ち戦」の流れを作った二階氏は、無派閥で党内基盤が強くない首相にとって欠かせない後ろ盾で、その恩義にしっかり報いた。石原派も同様だ。二階氏とそろって首相支持で即座に動いた森山裕国対委員長が所属する同派は、党人事での森山氏の再任に加え、望み通り、坂本哲志1億総活躍担当相(69)が初入閣した。

 二階、石原両派に対し、最大派閥の細田派には、決して満足のいく人事ではなかった。5人が入閣し、19年の安倍内閣改造時と比べると2人増えた。だが、初入閣した岸信夫防衛相(61)の抜てきは同派出身の安倍晋三前首相への配慮で…

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