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元広島県議会議長「案里議員の集票依頼」 河井夫妻から200万円受領認める

 元広島県議会議長の奥原信也県議の証言を聞く河井案里参院議員(イラストと構成・勝山展年)

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 2019年の参院選広島選挙区を巡る大規模買収事件で、公職選挙法違反に問われた元法相の衆院議員、河井克行被告(57)の妻で初当選した案里被告(46)の公判が16日、東京地裁(高橋康明裁判長)で開かれ、証人出廷した元広島県議会議長の奥原信也県議(77)は、河井夫妻から現金計200万円を受け取ったことを認めた。「案里議員の票を集めてほしいということだと思った」と検察側の主張に沿った証言をした。

 事件で河井夫妻から現金を受け取ったとされる地方議員ら計100人の証人尋問は初めて。奥原県議は、いずれも自身の後援会事務所で、克行議員から19年4月1日に50万円、同6月23日に100万円、案里議員から同5月25日に50万円を受け取ったと証言した。

 奥原県議は、夫妻は3回とも、現金が入っている封筒を置いていったと説明。趣旨の説明はなく、領収書の発行も求められなかったことから、「表に出せない金」と考えたとし、当選するかどうか厳しい状況にあった案里議員を、さらに応援をしてほしいという趣旨だと感じたと述べた。

 河井夫妻から現金を受け取ったとされる他の地方議員よりも額が大きいことについては「県議会で一番長老で、大事にしようとしたんだと思う」との見方を示した。受け取った理由は「持ってきた金を返すと、案里議員を応援しないと思われる可能性があったため」と釈明した。奥原県議はこれまでの取材に200万円の受領を認めている。

 一方、東京地裁は16日、克行議員が前日に弁護人を解任したことを受け、克行議員と案里議員の公判を分離する決定を出した。当面は案里議員の公判が先行して進むこととなり、克行議員の判決言い渡しはずれ込むとみられる。地裁は克行議員の16、17、18日の公判日程を取り消した。

 高橋裁判長は、河井夫妻の公判が迅速に判決を言い渡すように努める「百日裁判」の対象だと指摘し、「克行議員の弁護人解任で案里議員の裁判の進行を妨げることがあってはならない」と述べた。【遠山和宏】

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