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巨人「飛車角落ち」でも「脇役」躍動 今季初先発の田中俊と立岡が豪快な打撃

二回、先制ソロを放った田中俊(左から2人目)を迎える巨人の(右から)ヘッドコーチ代行の阿部2軍監督、宮本投手チーフコーチ、原監督=東京ドーム

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 〇巨人7―6阪神●

 巨人が逃げ切って9連勝とし、優勝へのマジックナンバーを「35」に減らした。

 先発メンバーには、主将も主砲もいない。そんな「飛車角落ち」の状態でも打線はつながる。前夜に優勝へのマジックナンバーを初点灯させた巨人は、この日は普段、出場機会が限られている「脇役」が躍動した。

 猛打の口火を切ったのは田中俊だ。二回1死から阪神・青柳の内寄りの浮いたシンカーを捉えた。打球は大きな弧を描いて右翼席に吸い込まれる。今季初安打が貴重な先制ソロとなり、「最高の結果になった」と喜んだ。四回には立岡が適時打。五回には田中俊が適時打を放ち、立岡も相手を突き放す3ランを右翼席にたたき込んだ。

 坂本が軽い体調不良、岡本は軽い腰痛のため先発を回避。田中俊、立岡はいずれも今季初先発だ。頼もしかったのは近くで見守る背番号「80」の存在。虫垂炎のために手術・入院が発表された元木ヘッドコーチの代行を務めるため、阿部2軍監督がこの日から1軍ベンチに入った。ファームでともに過ごす時間が長かった阿部2軍監督の助言も胸に2人は起用に応え、原監督も「彼らの良さ、良いところが出たと思う」と称賛した。

 首脳陣として初めて1軍ベンチに入った阿部2軍監督も「結果を出して、本人たちが一番喜んでいる。主力がいない中で勝てたのはチームとしても自信につながった」。首位快走を支えるのは主力だけではない。少ないチャンスをつかもうと、目をギラギラさせ出番に備える選手たちの存在が、巨人に厚みをもたらしている。【角田直哉】

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