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人身取引(その1) 米国の闇深く 比から移住のメイド、コロナ感染死 「現代の奴隷」60年間暴力受け

写真撮影を求められても無表情であることが多かったフェデリーナ・ルガサンさん(左)=米ロサンゼルスで2019年6月、石山絵歩撮影

 米国で6月、ある元家事労働者の女性が新型コロナウイルスに感染して亡くなった。フェデリーナ・ルガサンさん、83歳。雇用主によって「メイド」として祖国フィリピンから米国に連れてこられ、60年以上もの間、身体的・精神的暴力を受け続けた人身取引の被害者だ。2018年に米連邦捜査局(FBI)に救出された後、記者は19年に本人と知り合い、取材を続けたが、被害者でありながら加害者を気遣う思いなど時には複雑な心理も垣間見えた。その人生を通じ、米国の「病理」の実情を探った。

 初めてフェデリーナさんに会ったのは19年6月、米西部ロサンゼルスだった。米国で家事労働者の研究をしていた記者は、家事労働者支援団体「ピリピーノ(フィリピン人)・ワーカーズ・センター(PWC)」のメンバーから彼女の存在を聞いた。

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