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コロナ禍、ソマリランドの闘い 物資不足、他感染症の脅威も 現地で活動の医師語る

国境なき医師団のソマリランドでの任務を終え帰国した平井亜由子医師=神戸市中央区で2020年7月29日、宮川佐知子撮影

 アフリカ東部の国ソマリア。長年、政情が不安定なこの国にも、新型コロナウイルスの感染の波が訪れている。国際NGO「国境なき医師団」(MSF)から同国北西部の地域「ソマリランド」に派遣され、このほど帰国した金沢クリニック(神戸市)の平井亜由子医師が、現地での経験を語った。新型コロナ以外にもさまざまな病気の脅威にさらされている現実、大家族という感染リスク、そしてバッタの襲来――。「アフリカの角」で繰り広げられるコロナ禍の闘いを聞いた。

 アフリカ疾病予防管理センターによると、9月10日までのアフリカの新型コロナの感染者は約132万人で、約3万人が亡くなった。世界銀行によると、ソマリアの人口は約1500万人(2019年)。世界保健機関(WHO)によると、10日現在、ソマリアの感染者は約3000人、死者は97人。感染者数ではケニアの約3万5000人、ジブチの約5000人など隣国と比べて少ないが、拡大が懸念されている。

 ソマリランドはソマリア北西部の地域で、国内では治安が比較的安定している。1991年に独立宣言したが、国際社会の承認は受けていない。WHOによると、ソマリランドの新型コロナ感染者は約890人、死者は30人。平井さんは20年1月から約半年間、ソマリランドの「首都」ハルゲイサの病院で、現地の医療スタッフの指導や診察などに当たった。

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