メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

特集ワイド

行く手を今はコロナに阻まれても 旅は本能、なくせない デジタルの先のリアルへ JTB社長・山北栄二郎さん

インタビューに答えるJTBの山北栄二郎社長=東京都品川区東品川で2020年9月9日、尾籠章裕撮影

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、世界中で人の往来が制限されている。そうした中、私たちの「旅のかたち」はどう変わっていくのか。旅行最大手・JTBの社長に6月就任した山北栄二郎さん(56)に、ツーリズムの未来像や、観光業界がコロナの時代に生き残るための戦略を聞いた。

 コロナは、人の移動によって収益を上げてきた観光業界にも大きな打撃を与えた。そのまっただ中で、難しいかじ取りを担うことになった山北さん。苦悶(くもん)の表情で現れるかと思いきや、「100年に1度、あるいは、人類が経験したことのない状況ですから、それは大きな影響がありますよ。でも厳しい環境の中、新しい道を見つけていこうと。それが今の率直な思いです」。その表情から覚悟がうかがえる。

 JTBは3月末までに売上高で1000億円、営業利益で150億円を失った。しかし山北さんの信念は「ツーリズムは滅びない」と明快だ。「動けない、交流できない。そんな状況になって、あらためて人はいかに交流を求めていたかを実感したのではないでしょうか。『本当は直接会って話したい』『いろいろな場所を訪れたい』。自粛期間中もそうしたエネルギーは非常に強かった。旅は人間が本能的に求めるものであり、なくすことはできないと思います」

 旅は本能――。そうした言葉を裏付けるかのような数字がある。日本の旅行市場規模は…

この記事は有料記事です。

残り2405文字(全文2979文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. NY株反落525ドル安 米与野党協議難航に嫌気、1カ月半ぶり安値水準

  2. 安倍政権が残したもの 私たちが大事「彼ら」は攻撃 オウム真理教報じた江川紹子さんが読む「カルト化社会」

  3. 「ヒステリックブルー」元ギタリスト、強制わいせつ致傷容疑で逮捕 埼玉県警

  4. ミュージカル「刀剣乱舞」東京公演、関係者のコロナ感染で中止

  5. 「もうええわ」ふるさと納税返礼品業者の叫び 指定取り消しの高知・奈半利町

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです