メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

演劇 青年劇場「星をかすめる風」 詩人の思い、国を超え=評・濱田元子

 星に希望と哀惜を込めた詩に、心震える瞬間がいとおしい。韓国の国民的詩人・尹東柱(ユンドンジュ)と彼を巡る人々を題材にした物語は、人が生きるためにいかに文化芸術が欠かせないか、問いかけてくる。シライケイタ(温泉ドラゴン)の脚本と演出がさえる。

 原作はイ・ジョンミョンの同名小説(鴨良子訳)。尹東柱は第二次大戦中、留学先の日本で禁じられていた朝鮮語での詩作が独立運動にあたるとして逮捕され27歳で獄死した。

 詳細には分かっていない彼の獄中生活を想像力豊かに描く。福岡刑務所で囚人に暴力を振るっていた看守の杉山(北直樹)が殺害され、若い看守の渡辺(沼田朋樹)が真相究明を命じられたことが発端。朝鮮人の囚人、尹東柱(矢野貴大)や崔致寿(チェチス)(島本真治)、所長(葛西和雄)らを巻き込み、ミステリー仕立ての展開で引っ張る。

この記事は有料記事です。

残り353文字(全文712文字)

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 真面目なラブホテル苦境 給付金もGoToも対象外 「推奨されていい」はずなのに

  2. 「量が多く面倒」児童の絵日記などを家庭ごみで廃棄 教員を停職処分 新潟

  3. 「僕が駅を利用しない方がもうかるのか」 疎外感訴える障害者 無人駅巡りJR九州提訴へ

  4. 大坂なおみ選手起用「かわいさ」狙った広告に集まった批判 その背景は

  5. ジャパンライフに8000万円投じた女性 「安倍首相らが広告塔なので信用」

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです