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「俺はつくる。ぶち壊すのは河野氏」 菅首相の「破壊者」登用、麻生氏と利害一致

 

 菅義偉首相(71)は16日に発足した新内閣で、「ポスト安倍」と呼ばれた首相候補たちを多数起用した。首相候補らを競わせ自らの求心力を高めながら、菅内閣としての実績を上げさせるとみられる。菅氏の自民党総裁任期は2021年9月末まで。派閥にくさびを打ちつつ、来年秋の総裁選や将来をにらんだ布石にも映る新布陣に込めた狙いとは。

 首相は16日夜、新内閣発足後に初めて臨んだ記者会見で、「全て河野(太郎行政改革担当)大臣のところでまとめて対応する。規制改革を政権のど真ん中に置く」と語った。政権の重要施策「縦割り行政の打破」に、河野氏(57)と二人三脚で取り組む姿勢を強調した。

 河野氏は「無駄撲滅」に心血を注ぐ合理主義者で、防衛相時代にはコスト高が指摘された陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の配備停止を主導。霞が関には「破壊者」(内閣府幹部)と恐れられる。首相は周辺に「俺はつくる。ぶち壊すのは河野にやってもらう」と話す。

 首相は地盤が同じ神奈川県でもある河野氏に以前から期待を寄せ、河野氏が2009年の総裁選に出馬した際に支援した。今回の総裁選では、河野氏が自身の出馬を迷った末に菅氏の推薦人になった。党内には「首相は河野氏に、後継含みで実績を積ませるつもりでは」との観測が上がる。

 河野氏の登用は、所属する麻生派(54人)の麻生太郎会長(副総理兼財務相)とも利害が一致する。麻生派の源流は河野氏の父、洋平氏が設立した河野グループ。麻生氏は派閥の「プリンス」である河野氏を将…

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