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立山の魅力「紙」で届けたい 移住の女性ら新聞発行目指しCF 富山

独自の新聞発行を企画した高橋秀子さん=富山県立山町で2020年6月7日午後3時52分、砂押健太撮影

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 5年前に富山県立山町へ移住した女性が中心となり、同町の美しい自然や地元で活躍する住民らを記事で取り上げる、新しい新聞を発行する計画が進んでいる。9月から発行資金を募るクラウドファンディング(CF)を開始。自身が「移住して良かった」と感じた富山の風土を紙面を通じて広く伝える考えだ。

 発案したのは2015~17年に立山町の地域おこし協力隊として移住した高橋秀子さん(47)。現在は富山市のNPO法人「グリーンツーリズムとやま」に所属し、移住希望者へのアドバイスや田舎暮らし体験プログラムの運営などに携わっている。

 元々は東京生まれ。約20年間、広告制作やコピーライターなどの仕事をしていたが、友人の招きで訪れた富山に魅了され、迷うことなく移住を決めた。

高橋秀子さんらが新聞発行資金を募るクラウドファンディングのサイト=2020年9月8日午後1時7分

 目の前に広がる立山連峰の稜線(りょうせん)は季節ごとに見飽きることはなく、食べ物もおいしい。中でも「一度友達になれば、家族のように大事にしてくれる」地方ならではの濃密な人付き合いが肌に合い、離れがたくなったという。

 地域おこし協力隊の任期を終えた後も富山県内にとどまることを決め、書き手としての自分の経験を生かして「富山に恩返しをしたい」と新聞を発行する夢を温め続けてきた。

 ライターとして執筆してきた東京のNPO機関紙のスタッフ2人の協力を得て、10月から取材に取り掛かる予定。取材対象は農林業や工芸など、地元に根ざして活動を続ける、あちこちにいる“名人”という。インタビューを通じて人物の魅力とともに、地域の良さをも掘り下げる記事にするつもりだ。

 読者として想定しているのは立山町民が中心。インターネットメディアではなく、あえて紙媒体での発行を目指すのは「紙の感触を楽しみながらページをめくれば、自分の住む場所が紙面から飛び出してくる。そんな体験をしてもらいたい」との信念から。もちろん、記事を読んだ県外在住者が、自分と同じように富山へ移住してくれれば、この上ない喜びだ。

 CFの目標金額は70万円で、9月末まで募集する。支援金額に応じ、発行した新聞などを送るという。詳細はCFのサイト(https://camp-fire.jp/projects/view/253496)。【砂押健太】

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