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JR東海が新たな運転規制システム 「土壌雨量」活用し豪雨に対応

2020年7月にJR飯田線小和田駅(浜松市)-中井侍駅(長野県天竜村)間で発生した線路脇の斜面崩壊現場=長野県内で(JR東海提供)

 JR東海は、降った雨が土の中にどれほどたまっているかを示す「土壌雨量」に基づく、新たな運転規制システムを全在来線に導入した。沿線の土石流の発生危険度を判定するシステムも同時に導入し、1972年以来の雨量規制の仕組みを初めて大幅に見直した。担当者は「激甚化する雨の降り方に対応できる形を追求した」と説明する。

 これまでは、1時間ごとに降った雨量を示す「時雨量(時間雨量)」と、降り始めからの累積雨量「連続雨量」の二つの数値で運転規制を判断してきた。規制に漏れ、大事故となった例はないが、連続雨量は雨が12時間途切れるといったんリセットされるため、数日にわたって断続的に大雨が降った場合などを十分考慮できない可能性があった。

 同社は、気象庁が土砂災害警戒情報などを出す判断基準の「土壌雨量指数」に着目。降った雨と、地下水などとして流れ出る水の量の差から土壌中にたまっている水分量を推計する方法で、連続雨量より土の中の状態を素早く数値化できる。同社は沿線の雨量計の実測値を踏まえて独自に指数を算出し、さらに従来の時雨量と土壌雨量の数値を組み合わせることで、新たな運転規制システムを約3年かけて完成させた。

 同時に導入した土石流の危険度判定システムは、2014年7月に長野県南木曽町で起きた大規模な土石流で中央…

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