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南光の「偏愛」コレクション

古典、新作能、海外公演と幅広く活躍 能楽師・梅若実玄祥さんとのトーク拡大版

対談する能楽師で人間国宝の梅若実玄祥さん(右)と桂南光さん=大阪市北区で2020年7月17日、菱田諭士撮影

 能楽は遠く奈良時代の民間芸能にルーツをさかのぼり、平安時代から「猿楽」として発展、室町時代に観阿弥、世阿弥が大成しました。梅若実玄祥さん(72)はシテ方観世流の能楽師で人間国宝。梅若六郎家当主として伝統を受け継ぐ一方、現代能でマリー・アントワネットを演じるなど驚くほどの柔軟さを発揮し、古典のみならず新作能、海外公演と幅広く活躍。昨年にはフランス政府から芸術文化勲章を贈られ、国内外で名声を得ています。祖父、父から連綿と受け継いだ伝統、舞台を極めた者にのみ訪れる感覚……。3歳の初舞台から70年を迎える名人の語りは穏やかで時に軽妙ですが、能楽への思いは熱く、深いものでした。10年来、実玄祥さんに謡や鼓の教えを請い、能と落語のコラボレーション企画なども開いてきた桂南光さんが、じっくりとお話をうかがいました。【構成・野上哲】

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